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薬膳

写真

首里の宮廷料理かしら…と思うほど繊細で上品な味わい。
「伝統的な八重山料理はダシをいかした薄味で、お肉はあまりつかわずに野菜や魚をメインにした精進料理に近いものなんですよ」とのこと。豚肉・濃い味・チャンプルー料理という、沖縄料理のイメージとは違う奥深い食文化を教えてくれるのが、ここ潭亭です。
オオタニワタリ、アダン、コウイカなど食材の多くを石垣島から取り寄せ、下ごしらえからお料理を出すまでの全てを店主・宮城さんが一人でこなしています。充分にお客様をおもてなしするためにお店は予約制。
ほとんどのコースでだされる“彩飯”は、王朝料理として知られる菜飯(サイファン)をアレンジしたもの。彩りよく具材がのったごはんにおだしをかけてアツアツをいただきます。そこに八重山の香辛料フィハチをかけると、辛味がピリリと加わって洗練された大人の味わいに。
「春には梅を漬けて、夏になるとその梅をつかってゴーヤーを漬けて〜と、季節ごとに仕込むことがたくさんあって大変ですけど、それがまた楽しい」と、自然のリズムにあわせてつくられる料理。がじゅまるの木に集う鳥の声や、吹き抜ける風の心地よさに思わず時間を忘れそうになる潭亭の佇まいです。

潭亭  
電話:098-884-6193
住所:那覇市首里赤平町2-40-1
営業:(昼)11時〜15時(夜)18時〜22時
休:月曜休(昼・夜ともに前日までの予約)

〔メニュー〕
(昼)八重山そば御膳¥2100
   八重山会席¥3150/¥5250
(夜)八重山会席¥7350
   八重山精進¥8400
   八重山東道盆¥10500(3名以上〜1週間前の予約が必要です)


干したローゼル(手前:赤)はお茶や漬物に。フィハチ(奥:黒)は八重山を代表する香辛料になる。美味しく美しくお料理を出すためにと手間はおしまない。


胡椒のように爽やかな香りのスパイス、フィハチ。潭亭で出されるフィハチは、自宅の庭になった実を干して(写真)炒って粉にした自家製のもの。
「もやしの豆です、というとびっくりされます」という青豆をつかったぜんざいは、後を引かないさっぱりとした甘さが新鮮。味付けには黒糖を少しだけ。


ジーマミ(落花生)の汁物は豆腐とはひと味違う味わい。あえてジーマミのつぶつぶを少し残して食感の楽しさも。ハンダマの紫と緑の葉の色がアクセント。

首里城にほど近い龍潭池の前で親しまれてきた潭亭が、首里八景のひとつとされた虎頭山に移転。首里一帯を眺望するこの場所は、夜になればライトアップされて幻想的に浮かびあがる首里城を見ながら食事を楽しめる最高のロケーション。


「楽しみながら料理をつくています」と話す宮城さん。料理のひとつひつから豊かな感性が伝わる。


 



体にいい沖縄の食事と薬膳
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