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亜熱帯の島風景
西表島

島の9割が亜熱帯の原生林で覆われている西表島。人間よりも自然の方が雄弁に語るこの島では、謙虚な気持ちで自然と向かい合い、人間もひとつの生物なのだということを実感したい。
冒険者になった気分で、いざネイチャーツアーへと出発!



滝

聖地ピナイサーラの滝。落差およそ54mをまっすぐに流れ落ちる姿は、まるでけがれを洗い落としてくれるような雰囲気を漂わせています。ピナイサーラとは「ヒゲのような」という意味で、白いヒゲの水の神として伝わる聖なる場所なのです。(写真右・上)
満潮時ならカヤックでピナイサーラの滝を目指すことができます。マングローブが生い茂る川を進んでいくのは、まさに冒険!という感じ。カヤックのゆっくりとした速度、そして低い目線は自然観察に適しています。ただし感動体験の翌日は、筋肉痛で腕があがらなくなるかも…。


そしてもうひとつの秘境が、沖縄県内最大の流域面積を持つ浦内川
。河口から遊覧ボートで川をさかのぼり軍艦岩へ。さらにそこから歩くこと30〜40分。そこで待っているのは、マリュドゥとカンビレーの2つの大きな滝。
「日本の滝100選」にも選ばれたマリュドゥの滝は、3段にわかれた雄大な姿。(写真右・下)
マリュドゥの滝より200m先に位置するカンビレーの滝は、西表島を代表する聖地。およそ200mにわたって緩やかな傾斜を流れる巨大な姿は圧巻です。

サキシマスオウの木


ピナイサーラへと向かうトレッキングコースの出発点で出会うのが、見事なサキシマスオウの木。巨大な板根は美しい曲線を描く。
この板状に発達した根で、島の人は舵やまな板をつくったとのこと。
日常では見ることのできない力強い自然の姿に驚くばかり。


森の中をカヤックで進むのは気持ちがいい。
川が海へと注ぎ込み、水が交じり合う環境をやさしく結びつけているのがマングローブ。マングローブは植物の名前ではなく、塩を含む湿地に生育する森林のことを指す名前。そこにはガサミやシオマネキなど、多彩な生き物たちの快適な住みかとなっています。マングローブの根元をよく観察すると、巨大な巻貝を見つけることも。キバウミニナはヒルギの落葉を食べて分解してくれる、マングローブの生態系の大切な一員です。(写真右上)

マングローブ
カヤック



由布島

水牛車でのんびりと渡る小さな小さな島、由布島。
民話の場面に出てくるような風景は、やさしい雰囲気に包まれています。
島はマングローブと砂浜に囲まれ、ブーゲンビレアやハイビスカスが咲く熱帯植物園。周囲わずか2kmの小さな島だから、気軽に島全体を見てまわれる愛らしい楽園です。

ヤシ並木がつくる影の下をゆったり散策して、西表島とはまた違う空気を味わって下さい。

由布島


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